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CLOUDSHIP&RealBoardで見る目黒川の桜開花タイムラプス(2/27~3/30)

  • kamatatsu
  • 3月29日
  • 読了時間: 4分

はじめに

春の訪れを感じる季節となりました。PROMPT-Xでは純国産時系列データベースCLOUDSHIPとその可視化ツールRealBoardの活用事例として、オフィスから見える目黒川の桜の開花状況を時系列データとして記録しています。今回はその取り組みと、桜の開花過程を追ったタイムラプス映像についてご紹介します。


目黒川の桜モニタリング

早速、IPカメラ画像も保存できる時系列データベースCLOUDSHIPに撮りためた画像をRealBoardでタイムラプス動画に出力した動画を観てみましょう。

ソラカメで目黒川の桜を撮影してタイムラプス出力

ソラカメとCLOUDSHIP

弊社オフィスから見える目黒川の桜並木を「ソラカメ」の「ライブ視聴見放題 -Limited Preview-」を活用して24H365Dayで定点観測し、その画像データをCLOUDSHIPに時系列データとして蓄積しています。この仕組みにより、桜の開花から満開、そして散り始めまでの全工程を時系列データとして管理できるようになりました。


現在の桜の開花状況(2025-03-30現在)

目黒川の桜は6~7分咲きの状態です。まだつぼみが残る木も多く見られますが、日に日に開花が進んでいる様子がはっきりと確認できます。川沿いの桜並木に加え、周辺の人の流れや交通状況なども同時に記録されており、春の訪れとともに変化する街の様子も観察できます。


RealBoardで実現するタイムラプス機能

CLOUDSHIPに蓄積された時系列画像データは、RealBoardのタイムラプス出力機能を使って動画化しました。

RealBoardのタイムラプス出力機能
ソラカメ画像のポイントIDを選んで設定するだけの簡単出力機能

ソラカメのポイントIDを選択するだけで誰でも簡単にタイムラプス出力ができます。

10分ごとの画像を連続再生することで、桜の開花状況の変化を視覚的にわかりやすく確認できます。タイムラプス映像では、3/27からの桜のつぼみの膨らみから現在の6~7分咲きまでの様子を確認できますが、これからの1週間でさらに満開へと変化していく過程も記録する予定です。


CLOUDSHIPとRealBoardの強み

今回のご紹介しているCLOUDSHIPとRealBoardの強みは以下の点にあります。

  • 多様なデータタイプの一元管理: 画像データも数値データも同じプラットフォームで管理

  • 長期データの効率的な蓄積: 大容量の画像データも効率的に保存し、必要な時に即時取得

  • 直感的な可視化機能: 時系列データを簡単にグラフ化やタイムラプス化

  • 柔軟なデータ活用: APIを通じて他システムとのデータ連携が容易


応用イメージ

製造現場での応用イメージ

製造現場では、この技術を以下のように応用できます。

  • 生産ラインの監視: 24時間稼働する生産ラインの状態変化をタイムラプスで可視化し、異常発生の前兆や効率低下のパターンを視覚的に分析

  • 設備メンテナンス計画の最適化: 機器の経年劣化状況を定点観測し、部品交換や修理のタイミングを最適化

  • 作業プロセスの改善: 定点カメラの映像から作業者の動きを分析し、動線や作業手順の無駄を発見・改善

  • 品質異常の早期発見: 製品の外観変化を時系列で記録し、微細な品質変化の傾向を捉える

工事現場での応用イメージ

工事現場では、進捗管理や安全管理に役立てられます。

  • 工事進捗の可視化: 大規模工事の全体進捗を定点観測し、計画と実績の乖離をリアルタイムで把握

  • 安全管理の強化: 危険箇所や作業環境の変化を継続的に記録し、安全対策の効果検証や改善に活用

  • 工法改善の根拠データ収集: 工法の違いによる進捗速度や品質の差を客観的データとして蓄積

  • 竣工報告書の自動作成支援: 工事の各段階の状況を自動記録し、報告書作成の工数削減と精度向上に貢献

施設園芸農業での応用イメージ

農業分野では、作物の生育管理や環境制御に活用できます。

  • 作物生育の最適化: 作物の成長過程を視覚的に記録し、環境条件との相関から最適な栽培環境を模索

  • 病害虫発生の早期発見: 葉色や草姿の微細な変化をタイムラプスで捉え、病害虫の発生を早期に検知

  • ハウス内環境と作物の関係分析: 温湿度や日射量などの環境データと作物の生育状況を紐づけて分析

  • 収穫適期の判断支援: 果実の色つや変化や大きさを時系列で記録し、最適な収穫タイミングを判断


まとめ

現場や自然現象の変化を時系列データとして記録・分析することで、単なる画像による記録以上の価値を生み出すことがご理解いただけたでしょうか?

CLOUDSHIPとRealBoardを活用した今回のような活用事例は、時系列データベースの活用可能性の広さを示す一例です。製造現場から工事現場、農業まで、様々な産業分野でこうした時系列データの活用が進むことで、作業効率の向上や品質改善、判断材料としての活用などの効果が期待できます。

PROMPT-Xでは、このような時系列データの収集・分析・可視化に関するデモも実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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